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結婚挨拶、どうやって進める?

公開日: : 最終更新日:2014/03/08 結婚の挨拶手土産について

両親への結婚挨拶進め方結婚が決まったら、両家両親にご挨拶に行きましょう。
お付き合いをしている相手として紹介するのと、
「これから結婚する相手」として紹介するのでは、緊張感が違いますよね。

できることなら、双方の両親に結婚に賛成、歓迎してもらい、
暖かく祝福してもらいたいもの。
だからこそ、緊張するものです。

少しでも不安を取り除けるように、
報告とあいさつに行く身として、心得るべきポイントを押さえおきましょう。

結婚挨拶、どちらのご両親から先にいく?

個別の事情がある場合をのぞいて、
一般的には女性側のご両親を先に伺い、
その後に男性側のご両親のもとに行きましょう。

先輩ご夫婦に聞いたところ、それぞれが電話等で報告をしたのちに、約束を取り付け、改めて挨拶の場を設けた、という方が多いようです。

結婚挨拶に行く日取り、どうやって決める?

まずは電話など、口頭で報告

電話や口頭で二人で
結婚を決意したことを伝えましょう。
「結婚を前提に付き合っていくことにした」
「結婚することにした」など、二人で結婚の意思を確認したこと、揃って挨拶に行きたいことを伝えます。

※メールでの連絡はさけましょう。

親にとって、子どもの結婚は一大事。
それをメールで連絡されては、いい感じはしないはずです。
自分の言葉で、しっかりと伝えましょう。

なんて言えばいい?

改まって紹介となると、どう伝えたらいいか迷いますよね。
アンケートに答えてくれた方の体験談では、こんな感じで伝えたようです。

★すでに相手を紹介済みの場合

女性側のご両親なら、
「彼が将来について改めてお目にかかりたい、と言っている」

男性側のご両親なら、
「彼女と改めて挨拶にいきたい」
と、言えばOK。
もちろん、それぞれの言葉で伝えられるならそれで大丈夫!!

★初めて紹介する場合

「紹介したい人がいる」
「結婚を前提にお付き合いしている人を紹介したい」
と伝えましょう。

両親の都合を確認しましょう

訪問する側が、相手の都合に合わせるのがマナーです。
出来るだけ、両親のご都合に合わせる形にしましょう。
働いていらっしゃるのであれば、お仕事のお休みの日がいいでしょう。
もし、遠方に住んでいらっしゃってこちら側が長期のお休みを取る必要があり、二人の都合に合わせてもらう必要がある場合には、事情を説明して、
「こちらの都合に合わせていただいて恐縮ですが…」など一言添えれば大丈夫です!

時間について

訪問のベストタイムは14時~16時

ご両親の方から「一緒に食事にしましょう」と申し出がない限り、
時間帯は食事時は避けましょう。
用意する手間をかけてしまうことになるからです。
お昼ご飯が終わった後、食卓が片づけ終わり、落ち着いたころあいを見て、
14時ころが良いと思います。

もちろん、「食事を一緒に」と言われたら素直にうけましょう。
仲よくなるきっかけになりますよ。

挨拶にいくまでの準備

結婚挨拶手土産

相手について両親に紹介しておきましょう。

挨拶に行く日程がきまったら、
相手について両親にある程度伝えておきましょう。
特に、初めて対面するときなどは、何も知らない状態よりも、
どんな仕事についているのか、出身はどこか、など
ある程度の人となりを伝えておいた方が当日、スムーズに話が進みます。

<伝えておきたい情報>
名前・年齢・出身地・職業・家族構成・学歴・趣味や特技・性格・
食べ物の好みなど。
また、結婚・離婚歴や子どもがいるなどあれば、事前につたえ、
触れてはいけない話題があれば二人で共有しましょう。

両親に伝えることを話し合っておきましょう

両親としては、二人が今後どんな生活をするのか、
将来設計について知りたいものです。

結婚後、二人とも働くのか、どこに住むのか、両親との同居はあるのか、など
きかれて困らないように、二人の意思を確認しておきましょう。
しっかり答えられれば、信頼度も上がります。

授かり婚の場合は特に、しっかりとした生活をしていく覚悟や、
力があることを印象付けることが大切です。

お互いの呼び名をきめましょう

普段ニックネームで呼び合っていても、
挨拶の場だけは、少し改まった呼び名の方が印象が良いです。
初めてお会いする相手ならなおさらです。
○○さん、など敬称で呼んだ方が無難です。

男性は結婚申し込みの言葉を用意しましょう

格式ばったことをする必要は必ずしもありませんが、
緊張して何も言えない、いうべきことを忘れた…などならないように、
少し用意はしておくべきでしょう。
なければいいのですが、もし反対された場合はどう切り返すか、
知っておくと、慌てたり困った様子からご両親の心証を悪くせずに済みます。

当日着ていく服を用意

男性ならスーツ、女性なら清楚なワンピースやスカート+カットソーなど、
少しあらたまった格好を意識しましょう。
働きに出ている人なら、取引先など社外のお客さんに会いに行く時を想定して、失礼がない恰好なら大丈夫です。

 

手土産を用意しましょう。

訪問するときには手土産を用意するのが大人のマナー。
話題のきっかけにもなりますし、持っていって悪いことはありません。
選ぶときはお互いの両親の好みの情報を交換して、嫌いなものを持っていかないようにしましょう。
50夫婦アンケートでは、価格は3000円~5000円が一番多く、
この価格帯なら高すぎて気を使わせたり、安すぎて恰好がつかない、
ということもありません。
定番の和菓子はもちろん、相手の地元の珍しいものを取り寄せるのもいいでしょう。

結婚挨拶にもっていく手土産について詳しく見る ▶

挨拶当日について

身だしなみの確認を。

挨拶当日、用意した服をキレイに身に着け、
身だしなみにはくれぐれも注意しましょう。

暑くて汗を書く場合には、匂いケア&ハンカチを忘れずに
雨の日なら、替えの靴下を用意しておくとスマートです。

当日手土産を買う場合の注意点は?

手土産は事前に用意しておくことがベターですが、
当日購入することになった場合でも、相手のお宅近くで購入するのは、
「間に合わせ感」が出て、無礼に当たります。
生もので当日買うしかない場合をのぞいて、事前に用意しましょう。
どうしても当日買う場合でも、二人の住む家の近くなどのお店を利用するようにしましょう。

到着時間は?

これも服装と同じく、ビジネスマナーと大きな違いはありません。
遅刻がNGなのはもちろんの事、早すぎても迎え入れる側の準備が整っていないと気まずい雰囲気になり、マナー違反。

約束の時間の5分前~3分後くらいがベストです。

到着したら。

到着したら、冬ならコートを脱いで、
夏で帽子をかぶっているなどあれば、脱帽して、
雨で傘をさしていたならたたんで…
と、身だしなみを整えてから呼び鈴を押します。

玄関先では…

出迎えていただいたら、まずは立ったまま簡単に挨拶を。
初対面なら、簡単に名乗り、お時間をいただいたことへのお礼をします。
「○○です。本日はお時間をいただきましてありがとうございます。」
などです。

本題の挨拶は、部屋へ案内されてからです。

玄関から上がる際には、「失礼します」と一言添えて、靴を揃えます。
靴をそろえる際は、出迎えてくれた方にお尻を向けないように、
【前向きに靴を脱ぎ】→【振り返って靴に向けて横向きに膝を折り】
→【靴をそろえる】…のがマナーです。

男性が先にあがり、女性が続く場合には、
女性が男性の分も合わせて揃えたり、
女性が家にいえて一緒に出迎えをする場合であれば、
男性に上がってもらった後に、女性が靴をそろえてあげてもOKです。

部屋に案内されたら

部屋へ案内されたら、進められる場所に着席します。
挨拶をするがわですので、お客でも下座に座る方がマナーに即していますが、
「挨拶に伺った身なので、下座で失礼します」と一度断り、
2度進められれば、進められた方に座りましょう。

相手宅のルール、都合もあることですので、
固辞するのはかえって良くありません。
(お義父さんの指定席がある、お茶をだすのにそちら側が便がいい、など)

何を話せばいい?

まずは、和やかに砕けすぎない雰囲気を心がけて、
本題以外のお話をすすめます。
「本日はお時間をいただきありがとうございます。」
と、改めてお礼をつたえましょう。

手土産を渡すのはこのタイミング!


着席をして、お礼を述べるタイミングで手土産を渡します。
紙袋や風呂敷から出して、お渡ししましょう。
「○○がお好きと聞いたので」「お口にあうといいのですが」
冷たいものなら、「早めに冷蔵庫にいれたほうがいいと思います」など伝えます。
紙袋は、たたんで脇におきますが、
「こちらで紙袋いただきましょうか?」と言っていただいた場合には遠慮なくお願いしてOKです。

 
 

さぁ、どう切り出そう?

本題に入るまでは、和やかに談笑を。
砕けすぎないことを心がけて。
お勧めの話題は、趣味の話や家族の話など。
例えば、同じ野球チームが好きならその話、ペットの話などが無難です。

どう本題に入るかはケーースですが、話題が一旦切れたタイミングで、
「改めまして、本日はありがとうございます。
お二人にお願いがあって参りました…」
「○○さん本人から承諾をいただいたのですが、お二人にもからもお許しをいただきたい」
など切り出しましょう。

本題を告げたあとの流れ

ご両親のご意向を伺いましょう。

ご両親から承諾をいただけた場合

ご両親から承諾やお祝いの言葉をいただけたら、
引き続き今後について談笑を続けます。

結婚後仕事はどうするの?など、将来についての質問などがここで来るはずなので、
二人で話し合ったことを伝えます。

考えていなかった思わぬ質問が出た場合も、あわてずに
「これから考えていきます」といって、きりぬけましょう。
結納をしてほしい、結婚前に相手のご両親にお会いしたいなど
また、両親の希望があればここで聞いておきます。

まさかの、承諾をいただけない…という場合

承諾が出ない場合、ショックで呆然としてしまいそうですが、
まずはご両親の反対する理由をしっかりと聞きましょう。
それこそケースバイケースで、様々理由があると思いますので、
ご両親の言い分を訊いて、誤解がとけないか、不安を取り除けないか、話し合います。

どうしてもその当日で承諾まで持っていく必要はありません。
時間がかかりすぎそうな場合や、感情的になりすぎて時間を置いた方がいいこともあります。
「本日はこれで失礼いたしますが、またお伺いさせてください。」
など、反対にあっても結婚する意志に変わりがないことを伝えて、退席しましょう。

退席~帰ってからも気を抜かないで。

退席するタイミング

あまり長時間いるのも、失礼になります。
特にはじめての訪問なら、2時間ほどでお暇しましょう。
「そろそろ失礼します」と男性が退席を告げましょう。

※二人の付き合いが長くて、何度もお互いの家を行き来しているなど、
関係が深いならそのまま夕食を一緒するなどしても必ずしも長居がNGというわけではありません。

玄関で改めてしっかりとお礼と挨拶をして、お暇します。
コートは玄関から出てからきるのがスマートです。
玄関の外まで見送られた場合には、一度振り返ってお辞儀を。

帰ったあと電話かはがきでお礼を

当日帰宅後にお礼の電話をし、
2~3日以内にお礼のはがきを送るとより丁寧です。

 

 

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